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【 新築vs中古 】お得なのはどっち!?その②

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徹底研究!なぜ今、新築で無く中古なのか?その②

今、中古物件が注目を浴びているという事から新築と中古物件の徹底比較をさせて頂きましたが、まだまだ説明を出来ていない内容が多数あります。
気になる新築vs中古の全貌を、まとめて行きたいと思います。

中古・新築の比較その⑦:価格

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価格に関してはこちらで説明するまでも無い事だと思いますが、同じ条件で考えた場合中古の方が総額が当然安いです。
また同じ中古でも築年数が長いほど価格が下がってくるので、新築との価格に開きが出てきます。

ですので、「どうしても新築が良い!」というこだわりがないのであれば、中古物件を購入して納得の出来るまでリフォームやリノベーションを行うという方法もあり、そのケースでも場合によっては新築より安く済んでしまう場合が多いです。
リノベーションの場合ですと、新築よりも間取りが自由に決められるという事など多様な方法が取れる事からも、近年は中古物件の人気が上がってきています。

また、見過ごせないのが消費税の問題です。
新築物件に関しては建物の金額に消費税がかかるのですが、中古物件に関しては一部の例を除き消費税はかかりません。
この違いがなぜ出来るかと言うと、中古物件は一般個人による所有物の売買するものという認識だからなのです。

消費税は、2016年8月の時点で8%となっておりますが、例えば3000万円の建物を購入した場合その消費税は240万円にもなり、ちょっとしたリフォームが出来てしまう程の価格となります。
但し、不動産会社が売主となっている中古物件の場合ですと、消費税がかかるなどの例外もありますのでご注意下さい。

中古・新築の比較その⑧:売値

新築だと、購入した瞬間に、3割程度の価値が落ちるとも言われています。
実際、仮に土地代は考えずに新築の建物を3000万円で購入した場合、1ヶ月後に売りに出したとしても売値は2100万円程度が相場になってしまうのが実情でしょう。

これが中古の場合だと、値崩れを起こしにくいと言われています。
恐らく妥協して安価で売ったとしても、1割程度の減価で済むでしょう。

中古・新築の比較その⑨:保障

新築の場合は10年の保障が義務付けられるのに対して、中古に関しては保障の義務自体はありません。
これを見ると中古の場合なら不安に思うかもしれませんが、最近は仲介会社によって個別に保障が付いている場合も多くなってきました。
ですので、中古物件のデメリットとしては感じられなくなっていると思います。
但し、仲介会社によっては、保障の付いていない会社やきちんとした保障内容で無い場合もありますので、しっかりとした仲介を探す事が大切です。

中古・新築の比較その⑩:住環境

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新築の場合だと入居者は同時期に一斉入居する為、コミュニティーにスムーズに入れるメリットがあります。

対して中古の場合ですと、コミュニティーへは単身での途中参加となってしまいますので、クラスに入る転入生みたいな感覚とはなってしまいますが、新しい入居者を紹介してくれるような管理組合があるコミュニティーもありますので、事前にしっかり確認を取っておきましょう。
また、入居者や共有スペースがどのように使われているかを事前に確認出来るという部分もあり、

・部屋は凄く気に入っているのに、近所の人間関係でどうしても合わない人が居る・・・
・ゴミ捨て場が汚く使われていて、マンションも衛生的に気になる・・・

と言ったトラブルを避けられるメリットもあり一長一短ですので、どちらを取るかで好みが分かれる所です。

中古・新築の比較その⑪:契約から入居までの期間

新築の場合、既に完成している物件でしたら問題無いですが、人気のある地域の住宅の場合完成前に購入申込をする事が多く、実際の入居までは不動産取引から半年~1年程度かかってしまう場合も珍しくありません。

一方、中古マンションの場合は、売買する双方の都合が合いさえすれば即入居する事が可能です。
入居期間で考えると、中古の方が断然有利です。

中古・新築の比較その⑫:構造・耐震性

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新築の場合、モデルルームで実際に使われている住宅の構造や耐震対策などの詳細を展示されていたり、
担当の方がわかりやすく説明してくれます。
また、建築経過なども見る事が出来るので、安心感が強いです。

一方、中古物件を検討している場合ですと、まず耐震強度について事前に確認する必要がございます。
耐震強度は1981年に基準が改正され、より高い強度基準が義務付けられたのですが、新旧どちらの耐震基準なのかをしっかり確認する必要があります。

また、耐震対策の中には免震構造や制振構造などの様々な方式がありますので、こちらも合わせて確認をしておきたいところです。
気になる場合は専門家にホームインスペクション(住宅診断)してもらうといいですが、築年数の浅い中古物件でしたら耐震性に関しては新築とほぼ同じレベルの物で考えて良いので、さほど気にする必要は無いと思います。

まとめ

安心感や最新という部分では、中古は新築に完全に追いつく事は出来ません。
ですが現状として、価格面や不動産価値が下がりにくい事、リフォーム・リノベーションなどで新築同様に直したり間取りを自由に作りかえられる事などの様々な利便性から、中古物件に人気が集まっています。

とは言え、中古物件の場合、内部の疲弊や耐震の対策がどの時期の物かなど、見えない故の心配点が多いと思います。
中古と言えど、不動産は簡単に買えるような物ではありません。
失敗しない物件選びの為にも、まずはきちんとした判断をしてくれるしっかりとした業者を選ぶ事が最も重要となってきます。

ぜひ、物件選びの参考として頂ければと思います。

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